米原 ギリギリのラインだね。今、きゃりーがこれだけ人気がある状況って、必然だと思うんだ。オッサン受けする女がもてはやされる”アイドル文化”はすでに死にかけていたのに、AKB48の活躍で一気に復活したでしょ。これって、女の子サイドからすると、「いいかげん、勘弁してくれませんか?」って感じの現象だと思う。「また20年前に戻ったのかい? 結局、男に媚びる女が勝つのかよ」っていうさ。そんなタイミングで現れたきゃりーは、女の子にしかその価値を判断できない、まさに女の子サイドが求めていた存在なんだ。オッサンたちからすると、きゃりーの魅力なんて、全然分からないもん。理解できない分、オッサン好みにできないから、よかったりするんだけど。でも、そのうち、「これ、売れてるらしいね」ってことに集約させて、理解することを放棄し、「カルチャー」を「消費」に書き換える作業を必ずしてくると思う。